ヨコハマ本牧模型工房 Honmoku Miniaturen Werkstatt

窓の向こうに煙突が見えた~♪ おやじモデラーの雑記帳

1/24 ガールズフィギュア -フジミ「ドライバーズフィギュアセット」から

フジミ模型も 1/24スケールのカーモデルを積極的に開発しているメーカーです。

絶版になっちゃったけどBMW、ポルシェのドイツ車シリーズはなかなかの傑作揃いでした。

1/24 フィギュアも出してはいるのですが…

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2000年4月発売の「ドライバーズフィギュア」セット。

男女のドライバーが各1体ずつと、レーサー1体、“マスコットフィギュア”…要するにレースクイーンですね…1体の計4体セットでした。

何度かパッケージ変更しながら現在も売られております。

 

タミヤの1/24「キャンパスフレンズセット」よりも17年も遅れて発売されたモデルなのですが、いかんせんクオリティが… 正直なところ、酷すぎないか?レベル。

フジミ模型の歴史に残る駄作と言ってもいいくらいと思うのですが、

何でリニューアルしないのか不可思議。

 

ディテールが甘いのもそうですが、最大の難点はスケールが全く合ってない事です。

女性フィギュアはコレ1/35かよ?って思うくらいに小さいし、逆に男性フィギュア2体は頭が大きく手足も長すぎ。1/24のカーモデルにはとても収まりません。

 

今回は上の箱絵の右端にいる“マスコットガール”を作ります。

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(写真を撮るのを忘れちゃったんで、ネットで見つけた画像を拝借しています。)

既に箱絵とは髪型、ポーズが違ってるのが明らかですね。(-_-;)

 

下塗りをして顔に目を描いたところで、「これはムリ」と思いました。

口と顎が小さすぎて顔のバランスが悪いのです。

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顎を大きくすることにしました。

チューブトップのワンピース水着も、こんなのレースクイーンくらいしか着けないんじゃないの?って事でビキニに変更 …ま、好みなんで。(^_^;)

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 更に、顔のボリュームを稼ぐため、片耳を造形。

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次いで下唇を加工 … なんか、ジレットのコマーシャルの様だ (^_^;)

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視力の悪化に耐えられず、私もとうとうゴーグル形ルーペを最近使い始めました。

ヨドバシで 1600円の安物ですが、コレで十分ですね。

細かい作業はラクになりましたが、ルーペは焦点が合うポイントが1ヶ所だけなので

目への負担は却って大きい様に感じます。

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で、こんな感じになりました。

もう1回くらい、リューターをかけて表面を均す必要がありそうですね。

 

体の方はまだ未完成なので、改めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AMTアーテル 1/72 B-52H ストラトフォートレスを作る ~①

現在作りかけで中断しているプラモデルで最大のモノです。

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「AMT-ERTL」は、1948年創業のアメリカのモデルメーカーで1/25スケールのカーモデルでは「Jo-Han」と並んでかなりの老舗です。アメリカの自動車産業の成長と共にビジネスを拡大しました。

「Jo-Han」が1970年代に入ると自動車産業と同じ様に衰退の道を辿ったのとは対象的に、「AMT」はTVドラマの「スタートレック」や「スターウォーズ」のアイテムのプラモデルの販売権を握っていたことやホットロッド、トラックシリーズなど乗用車以外のカーモデルの発売で苦境を乗り切りました。

1983年に「ERTL」社に買収されて現在まで続く「AMT-ERTL」になりました。

 

老舗なんですけど、後発メーカーに比べると残念ながらクオリティ的にはイマイチで、リリースが旧いモデルは組み立てに苦労したイメージしかありません。

 

そんな感じですから、この「B-52H」が唐突に1993年に発売された時にはえらく違和感を感じましたが、当時世界で唯一のプラモデルでしたから、東神奈川の『モケイラッキー』に入荷されて直ぐ購入しました。

…で、箱を開けてガックシ。(o_o;)

無理やりにリリースを急いだのか?と思うほど、色々なところが粗削り過ぎて修正せずには組み立てが困難なほど。

 

ディテールアップに必要な資料集めを始め、仮組して分からないところが出ると、新しい資料が見つかるまで作業は中断、それを繰り返してる内に年月は滔々と流れ、はや20+α年… というモデラーが陥りがちのパターンに嵌りました。

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2018年に「Model Collect」から新しい 1/72 B-52G が発売され、こっちも即買いしてしまいました。当然にクオリティも組み易さは比較になりません。

「コレは棄てちまおうか…」と下駄箱の下にずっと押し込んであったのですが、今年になって「出来の悪い子を立ち直らせる」気になって作業を再開しました。

 

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ディテールアップは機首部の作り込みがメインで、下面のEVSポッドはかなり手を入れています。

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昔の「モデルアート」に載ってた改造記事をマネて、機体表面のシワを再現するためにアルミテープを裁断したものを貼り付けてみましたが、サーフェイサーを吹いてから機体色を塗ったら、全~然目立たなくなってしまった。ムダな作業でした。

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デカイ模型の上にパーツの合いが悪く、そこら中にできる大きな隙間をパテで埋める必要があります。

何とかひと段落ついて、全体にサーフェイサーを吹いたところで作業はストップ。

筆塗りで仕上げられるサイズじゃないのですが、エアブラシ使うのが面倒なので、気分が乗るまで「B-52H」は暫くはお休みです…zzzzz

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レベル 1/720 アークロイヤルの製作~①

またもや違うプラモデルの製作記… いったい幾つ製作途中なのか?

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ドイツRevell社のかな~り旧いモデル、1/720 ARK ROYAL。

いつの発売か知りませんが、私は伊勢佐木町「にっかつ会館」にあった、当時横浜で最大の総合模型店『Big Boy』で初めて購入した記憶があるので、1970年代後半でしょうか。

第二次世界大戦中の英国空母とアイテムとしてはとてもレアな存在という点では貴重なモデルでしたが、クオリティは劣悪で、ディテールは甘いわパーツの変形やヒケ、欠損も多く組み立てるのが難儀なモデルです。

唯一オイシイのは、オマケにトライバル級駆逐艦が附属している事。

これもまぁ、出来はアレなんですが… (^_^;) 

Revell社はアメリカマーケットでは1980年代に酷い販売不振に陥ってしまい、比較的堅調なドイツからは分社されてフランスのおもちゃメーカー『CEJI』の傘下に入っていたことがありました。 

コレはその当時に『CEJI』ブランドで発売されたロットですね。

1990年前後に、東神奈川の駅前にあった模型店『モケイラッキー』で見つけて購入したものです。既に30年前かぁ… 

 

このアークロイヤルも、2015年にアオシマがウォーターラインシリーズで 1/700を発売した事で(当然にディテールは遥かに上等)、模型としての価値は無いに等しくなってしまったのですが… 

このまま棄ててしまうのも何だか勿体ないし、こういう“出来の悪い子”を、自分の力で立派に更生させてこそ、ベテランモデラーじゃないか! という変な使命感から、チマチマと改良を始めてしまいました。

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まず、艦底にはプラ板を貼ってウォーターラインモデルにし、開口部は全部抜いて形状を修正し、舷窓のモールドも1コずつ彫り直して…と、いつになれば完成するか見当もつきませんけどね。

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ところで、伊勢佐木町の「にっかつ会館」と言えば、私が『Big Boy』でプラモデルを漁っていた時代には、名前の通りに上階はポルノ映画館だったのですが、1980年代になるとディスコに模様替えしてましたね。

ジャングルみたいな内装の『OXUMTRAP(オクスントラップ)』とか。

これも懐かしいですね。

アノ頃に踊ってた人達も、大方は既に50歳代ですもんね…(^o^)

 

 

 

 

サメック 1/700 ティルピッツの製作~②艦橋廻り

1/700 ティルピッツは引き続き艦橋廻りのディテールアップです。

…実際には現在進行形ではなく、既に3ケ月ほど前の画像なんですが。

 

第二次大戦中のドイツ艦に特徴的な、艦橋上部の探照灯甲板の裏側に補強桁を追加工作します。

姉妹艦の「ビスマルク」ではこの下部に細いヤードが左右2本ずつ斜めに伸びてましたが、上に載っかてる2基の20mmX4連装機関銃が重すぎたのか、「ティルピッツ」ではガッチリした支柱が下層の戦闘艦橋両脇まで垂直に立てられてます。

井桁の形の装備はパッシヴレーダーらしいんですけど、これは実際には「ティルピッツ」に付いてなかったかもしれない。写真ではハッキリと確認できませんでした。

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このSAMEKの「ティルピッツ」は発売時期が旧く資料が少なかったためか、細かい点の省略や間違いが多くなっています。また、15cm副砲塔などの装備品は明らかに「アオシマ」の旧「ティルピッツ」のパーツをコピーしており、形状やサイズの点で「アオシマ」製品の欠点をそのまま受け継いでます。

ただ、船体パーツのラインは珠玉の出来で、特に艦首のカーヴはRevell やピットロード製と比較しても遜色ないどころか、最も「ティルピッツ」っぽい、と個人的には思います。

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前後艦橋トップに付くのは 10.5m測距儀ですが、形状が悪い上に、このキットでは間違えて 7.0m測距儀が2コ入ってるので、「シャルンホルスト」のパーツから“耳”を切り取って自作します。

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艦橋両脇に設置されている、4m測距儀を収めた球形のドームは、「シャルンホルスト」のパーツと交換。

また、台座の高さが足りないのでランナーかф3mmの円プラ棒で2mmほど伸ばします。

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仮組みすると、こんな感じになります。

ラッタルがしっかりモールドされているところなど、レジンキットならではのディテール再現ですね。

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 まだまだ先は遠い… (^_^;)

1/24 ガールズフィギュア 「ギ~ラ!ギ~ラ!太陽ォがァ~♪」

ここ数年の1/24スケールのフィギュアの充実は素晴らしい。

特にハセガワは頑張ってますね。

残念なのは、1/24のカーモデルと合わせるのを前提にしてるせいか、ポーズが直立ばかりで“遊び”がない事ですね。

ウクライナの「マスターボックス」の様な海外メーカー製は、その点いろんなポーズがあって面白いのですが、一方で日本人好みのビジュアルじゃないんだよなぁ。

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オート雑誌の表紙みたいですね。(^_^;) 

オデコ広すぎないか?これじゃズラでしょ。

 

日本ではインジェクションの組み立てキットも含めて原型師と呼ばれる名工の皆さんが

ハンドメイドで製作した、1/20~ 1/12スケールくらいの一回り大きなマザーモデルを3Dデータ化して、金型起こしや3Dコピーするのが多い様ですね。

 

海外では(というか、現在の模型メーカーは殆どそうしてるみたいですが)大抵はマザーモデルは作らずに3D-CADを使って直接3Dデータを作ってるので、質感やプロポーションがリアルじゃないものもあります。

中国の「ホビーデザイン」の“Show Girl” シリーズなんて頭が小さくて脚が長すぎ、12等身くらいあるので、国産のモデルと並べると違和感が凄い凄い。

 

私は当然に最初から1/24スケールで作る他なく、ディテールの再現にはどうしても限界があるのですが、元々細かい作業はあまり得意ではないところへ、齢を重ねるに連れて乱視が悪化してるので、フィギュアの製作は1/24スケールでも結構辛い作業になりつつあります。

1/700の艦船もよく作りますが、エッチングパーツの組み立ては、もはや趣味と呼べない程に疲れる… 修験者の荒行かよ。

 

彩色についても同じで、 私は世代的に既にオールドモデラーですので(^_^;) 、先日の湘南ガールのフィギュアも含めてペイントにはリキテックス(Liquitex)などのアクリル絵具を使ってました。

が、絵具は乾燥すると表面がザラザラになる性質があるので、1/24スケールのフィギュアには不向きな様です。ラッカー系が素材への食いつきは一番いいのですが、塗り重ねる事を考えると被膜の薄いエナメル系の方が良いかなぁ。

 

更に、最近はスマホですらカメラの性能進化が凄いので、裸眼で見て「よ~し、上手く塗れた」と思っても、撮影した画像を拡大すると出来の酷さにガッカリ… が珍しくなくなりました。

ルーペでチェックしながら塗って、撮影した画像で出来栄えを確認して、塗りムラやハミ出しを修正して、を延々と繰り返してますと、本来は自分の目で見てOKなら問題ないじゃん、何やってんだろな… と思いつつもやっぱり画像での見た目も気になる。

 

 先日UPしたワンレン・トサカとは別に、他にも数体製作中の1/24スケールがあるので、成形がほぼ完了したとこで顔だけ試し塗りしてみましたら…

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どう見てもニューハーフじゃん。(^_^;)

 

妄想イメージでは、銀座の『M・カルロ』で水曜ナイトに出没するめっちゃ気の強いオネエさん、って感じに仕上げたいと思ってました。

バブル期に流行ったマンガ、中尊寺ゆつこの「お嬢だん」の主人公、白井麻子みたいな。

 

しかし、何度も塗り直してましたら、希に上手くいく事もあるもんです。

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今度は田中美奈Xみたいになってしまいました。(^_^;) 

ある意味ジャストミートでしたね。

 

全身がどうなってるかは… 改めて。

 

サメック 1/700 ティルピッツの製作~①

私はドイツ戦艦「ティルピッツ」が好きだ。…なぜ?と訊かれても特に理由は思いつかないのですが。😅
とか言いながら「ティルピッツ」のプラモデルは随分と長い間、作っていなかった。
…にも関わらずピットロード、アオシマ、Dragon、ドイツRevell、と新製品が出る度に買ってたのでストックばかり積み上がってしまいました。
更に一昨年、中国のFly Hawk社が「ビスマルク」を発売したので、同型艦の「ティルピッツ」もたぶん数年以内に出すに違いない、また在庫が増えてしまう!
と思い、実に36年ぶり😲に 1/700の「ティルピッツ」を作り始めました。
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このチェコのSAMEK製も購入してから15年は“死蔵”状態になってたモノです。
発売当初は、入手困難な上に他にはロクな「ティルピッツ」が出てなかったので貴重なものでした。
価格もかなり高かった…14000~15000円位したかなぁ。今まで放ったらかしにしてたなんて実に勿体ないね。
幸いに資料だけは山ほど揃ってる。差し替えるパーツ類は定番のタミヤ製「シャルンホルスト」からトレード。
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取り敢えず艦橋トップのディテールアップからスタートしました。
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早く完成したいね…まぁ、たぶんムリだけどさ。

1/24 ガールズフィギュア ーみんな大好きワンレン&トサカ

昨日に続いて1/24スケールのガールズフィギュアです。これも20年くらい前の作りかけをリメイクしてるんだけどね。f:id:yhmw2009:20210610012508j:plain
ビーチに寝そべってるビキニのオネェさん。
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ポーズはハワイの水着ブランド「ロコ・ブティック」のロゴをイメージしてます。
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バブル期に大流行したワンレン&トサカ。
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森×千里バリのクルンと垂らした前髪もバッチリ再現。(^_^;)
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仕上がったら改めてアップします。