サメック 1/700 ティルピッツの製作~②艦橋廻り
1/700 ティルピッツは引き続き艦橋廻りのディテールアップです。
…実際には現在進行形ではなく、既に3ケ月ほど前の画像なんですが。
第二次大戦中のドイツ艦に特徴的な、艦橋上部の探照灯甲板の裏側に補強桁を追加工作します。
姉妹艦の「ビスマルク」ではこの下部に細いヤードが左右2本ずつ斜めに伸びてましたが、上に載っかてる2基の20mmX4連装機関銃が重すぎたのか、「ティルピッツ」ではガッチリした支柱が下層の戦闘艦橋両脇まで垂直に立てられてます。
井桁の形の装備はパッシヴレーダーらしいんですけど、これは実際には「ティルピッツ」に付いてなかったかもしれない。写真ではハッキリと確認できませんでした。
このSAMEKの「ティルピッツ」は発売時期が旧く資料が少なかったためか、細かい点の省略や間違いが多くなっています。また、15cm副砲塔などの装備品は明らかに「アオシマ」の旧「ティルピッツ」のパーツをコピーしており、形状やサイズの点で「アオシマ」製品の欠点をそのまま受け継いでます。
ただ、船体パーツのラインは珠玉の出来で、特に艦首のカーヴはRevell やピットロード製と比較しても遜色ないどころか、最も「ティルピッツ」っぽい、と個人的には思います。
前後艦橋トップに付くのは 10.5m測距儀ですが、形状が悪い上に、このキットでは間違えて 7.0m測距儀が2コ入ってるので、「シャルンホルスト」のパーツから“耳”を切り取って自作します。
艦橋両脇に設置されている、4m測距儀を収めた球形のドームは、「シャルンホルスト」のパーツと交換。
また、台座の高さが足りないのでランナーかф3mmの円プラ棒で2mmほど伸ばします。
仮組みすると、こんな感じになります。
ラッタルがしっかりモールドされているところなど、レジンキットならではのディテール再現ですね。
まだまだ先は遠い… (^_^;)