ヨコハマ本牧模型工房 Honmoku Miniaturen Werkstatt

窓の向こうに煙突が見えた~♪ おやじモデラーの雑記帳

レベル 1/720 アークロイヤルを作る ~オマケの①

既に過去の画像なんですが…

ドイツレベル 1/720 「アークロイヤル」は、資料不足から早々に製造中断してしまいました。(-_-;)

 

代わりに、本品の“オマケ”であるトライバル級駆逐艦の製作の方が先に進んでいます。

 f:id:yhmw2009:20210710120135j:plain

キットをそのまま仮組みすると、全体の形は悪くないけど、いかにも昔のキットって感じです。

コレも、発売当初は世界で唯一の「トライバル級」だったのですが、数年前にピットロードから優れた1/700スケールが発売されてしまったので、現在ではキットとしての価値は殆ど無くなってしまいました。

チ~ン…ナンマイダブ、ナンマイダブ… (ふ、古い…)

 

全体的にモールドも甘く、パーツの変形も目立ちますが、元のパーツは極力活かしつつディテールを作り込んでいきます。

 f:id:yhmw2009:20210710120208j:plain

資料としては、モデラーにとってはザ・決定版と言っていい、ポーランドの「Profile Morskie」シリーズ『typu TRIBAL』。 もうコレしかありません。

 f:id:yhmw2009:20210710120410j:plain

コレ1冊あれば十分、と言える内容です。

全部ポーランド語で書かれてるので中味は全然理解できませんけどね。(^_^;)

 f:id:yhmw2009:20210710120549j:plain

まずは艦橋周囲から。デザインナイフを使ってエッジを立たせ、舷窓を開けます。

また、キットではトップにある射撃指揮装置が欠けてますので、写真と図面で形状を確認しながらランナーから加工しました。

 

梯子と防水扉は市販のエッチングパーツから適当なものを選んで追加しました。

 f:id:yhmw2009:20210710120708j:plain

ブルワークは全体的に高さ不足の上に分厚いですが、全部取り払って作り直すのは大変なので外側のパーティングラインを消すのと、内側を削って若干薄くする程度で留めます。

この頃のレベルのキットはプラ材質が柔らかめで比較的削りやすいのですが、一方で材質の経年変化も大きい様で、粘性が低くなり、力の入れ方を間違えると容易にクラックが出ます。つまりパッキンと割れちゃいます。

 

 

この後はファンネルの作り込みです。