ヨコハマ本牧模型工房 Honmoku Miniaturen Werkstatt

窓の向こうに煙突が見えた~♪ おやじモデラーの雑記帳

1/24 ガールズフィギュア 「ギ~ラ!ギ~ラ!太陽ォがァ~♪」

ここ数年の1/24スケールのフィギュアの充実は素晴らしい。

特にハセガワは頑張ってますね。

残念なのは、1/24のカーモデルと合わせるのを前提にしてるせいか、ポーズが直立ばかりで“遊び”がない事ですね。

ウクライナの「マスターボックス」の様な海外メーカー製は、その点いろんなポーズがあって面白いのですが、一方で日本人好みのビジュアルじゃないんだよなぁ。

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オート雑誌の表紙みたいですね。(^_^;) 

オデコ広すぎないか?これじゃズラでしょ。

 

日本ではインジェクションの組み立てキットも含めて原型師と呼ばれる名工の皆さんが

ハンドメイドで製作した、1/20~ 1/12スケールくらいの一回り大きなマザーモデルを3Dデータ化して、金型起こしや3Dコピーするのが多い様ですね。

 

海外では(というか、現在の模型メーカーは殆どそうしてるみたいですが)大抵はマザーモデルは作らずに3D-CADを使って直接3Dデータを作ってるので、質感やプロポーションがリアルじゃないものもあります。

中国の「ホビーデザイン」の“Show Girl” シリーズなんて頭が小さくて脚が長すぎ、12等身くらいあるので、国産のモデルと並べると違和感が凄い凄い。

 

私は当然に最初から1/24スケールで作る他なく、ディテールの再現にはどうしても限界があるのですが、元々細かい作業はあまり得意ではないところへ、齢を重ねるに連れて乱視が悪化してるので、フィギュアの製作は1/24スケールでも結構辛い作業になりつつあります。

1/700の艦船もよく作りますが、エッチングパーツの組み立ては、もはや趣味と呼べない程に疲れる… 修験者の荒行かよ。

 

彩色についても同じで、 私は世代的に既にオールドモデラーですので(^_^;) 、先日の湘南ガールのフィギュアも含めてペイントにはリキテックス(Liquitex)などのアクリル絵具を使ってました。

が、絵具は乾燥すると表面がザラザラになる性質があるので、1/24スケールのフィギュアには不向きな様です。ラッカー系が素材への食いつきは一番いいのですが、塗り重ねる事を考えると被膜の薄いエナメル系の方が良いかなぁ。

 

更に、最近はスマホですらカメラの性能進化が凄いので、裸眼で見て「よ~し、上手く塗れた」と思っても、撮影した画像を拡大すると出来の酷さにガッカリ… が珍しくなくなりました。

ルーペでチェックしながら塗って、撮影した画像で出来栄えを確認して、塗りムラやハミ出しを修正して、を延々と繰り返してますと、本来は自分の目で見てOKなら問題ないじゃん、何やってんだろな… と思いつつもやっぱり画像での見た目も気になる。

 

 先日UPしたワンレン・トサカとは別に、他にも数体製作中の1/24スケールがあるので、成形がほぼ完了したとこで顔だけ試し塗りしてみましたら…

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どう見てもニューハーフじゃん。(^_^;)

 

妄想イメージでは、銀座の『M・カルロ』で水曜ナイトに出没するめっちゃ気の強いオネエさん、って感じに仕上げたいと思ってました。

バブル期に流行ったマンガ、中尊寺ゆつこの「お嬢だん」の主人公、白井麻子みたいな。

 

しかし、何度も塗り直してましたら、希に上手くいく事もあるもんです。

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今度は田中美奈Xみたいになってしまいました。(^_^;) 

ある意味ジャストミートでしたね。

 

全身がどうなってるかは… 改めて。